デジタル終活とは?初心者でも失敗しない「3つの基本ステップ」

「もし、今日自分に何かがあったとき、大切な家族は私のスマホを開けるかな…?」

そんな風に、考えたことはありませんか?

最近よく耳にする「デジタル終活」
それは単にデータを整理することだけではなく、遺される大切な家族への「最後の思いやり」だと私は思うのです。

今、私は実家で祖父母の遺品整理をしています。手に取ることができる服や本でさえ、片付けるのは本当に大変なこと。

もしこれが、誰にも見えない「デジタルの世界」に隠されていたら…と想像すると、少し怖くなってしまいませんか?

銀行口座、大切な写真、毎月のサブスクリプション。

これらが整理されないまま遺されると、家族の悲しみは「慣れない事務作業の苦労」で塗りつぶされてしまうかもしれません。

大好きな家族が、心ゆくまで自分を偲んでくれる時間を過ごせるようにこの記事では、初心者の方でも今日から始められる「3つの基本ステップ」をご紹介します。

終活とデジタル終活の違いの記事については下記の記事をご覧ください。

目次

家族がスマホのロックを解除できるようにする

皆さんは、スマホにロックを掛けていますか?

今の時代、セキュリティのためにパスコードや指紋・顔認証を設定するのは当たり前ですよね。

スマートフォンの機種によっては、何度も入力を間違えるとデータが完全に消去(初期化)されてしまうものもあります。

そうなれば、中に残された大切な写真や、連絡を取りたい人の情報も、すべて消えてしまう恐れがあります。

「でも、生きてるうちにパスワードを見られるのは少し恥ずかしい……」

そんな風に感じてしまいますよね? それなら、無理に今すぐ教える必要はありません。
「何かあったときのために」と一言添えて、パスコードを書いた紙を封筒に入れ、通帳や印鑑と同じ場所に保管しておくだけでいいのです。

「もしもの時は、これを見てね」

その一言があるだけで、家族はどれほど救われるでしょうか。

皆さんも、まずは小さな封筒を準備することから始めてみませんか?

家族が「知らない出費」に困らないリストを作る

皆さんは、毎月決まった金額が引き落とされる「サブスクリプション」を利用していませんか?

  • AmazonプライムやNetflixなどの動画サービス
  • ApplemusicやSpotifyなどの音楽配信サービス
  • スマホのオプション契約(電話かけ放題など)
  • 定期購入しているサプリメントや健康食品など

これらは、持ち主が亡くなった後も、解約手続きをしない限り引き落としが続いてしまうケースが多いのです。

通帳を見ても「何の支払いか分からない」という状態では、家族は解約の連絡先を探すだけで疲れ果ててしまいます。

実際に、解約漏れで何年も支払いが続いてしまったというお話も珍しくありません。

そこで、まずは「自分が何のサービスにお金を払っているか」のリストを作ってみましょう。 書くのはたったの3つだけ。

  1. サービスの名前
  2. 月々の金額
  3. IDやパスワード(または登録したメールアドレス)

これがあるだけで、家族の「知らない出費」という不安を消してあげることができます。

データの「行き先」を家族と約束しておく

デジタルデータには、「見せていいもの」「見せたくないもの」「形見にしてほしいもの」がありますよね。

  • 遺影に使ってほしい写真の場所
  • SNS(FacebookやInstagramなど)をどう閉じてほしいか
  • 誰にも見られたくないプライベートなフォルダ

これらをどうしてほしいか、家族と共有をしておきましょう。

「写真はこのフォルダにあるからね」 「このSNSは、最後に『ありがとう』って投稿して閉じてね」

そんな一言が、遺された家族にとって、暗闇の中を照らす「心強い道しるべ」になります。

何から手をつければいいか分からない家族を、あなたの言葉が導いてくれるのです。

悲しむ時間を守るために

デジタル終活は、決して「死」に向けた悲しい準備ではありません。

むしろ、これからの人生をより軽やかに、安心して楽しむための準備だと私は思います。

形ある遺品ですら、整理するのは体力がいるものです。
だからこそ、目に見えないデジタルの整理は、元気なうちに少しずつ進めておきませんか?

デジタル終活をしておくことで、家族は事務的な作業に追われることなく、あなたとの思い出を振り返る「悲しむ時間」をちゃんと持つことができるはずです。

まずは今日、お気に入りの写真を一つ選んで、家族に「これが好き」と伝えてみる。
そんな小さな一歩から始めてみませんか?

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